東京大学総括プロジェクト機構 水の知「(サントリー)」総括寄付講座




↑本講座が制作した小学生向け教育用コンテンツです.


↑本講座オリジナルのオンライン水クイズサイト.楽しみながら水について学べます.


↑水の知検定モバイル(携帯電話版)もオープンしました.

Home
 

本講座について (※講座設立時のニュースリリースより抜粋)


国立大学法人東京大学(本部:東京都文京区、総長:小宮山宏)とサントリー株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:佐治信忠)は、水に関する研究を推進するため、4月1日(火)から「水の知」(サントリー)総括寄付講座を新設しました。

今回の「水の知」(サントリー)総括寄付講座は、国内外で水問題解決に向けて研究を行なっている東京大学と、水の品質保証や天然水の水源涵養活動を積極的に推進しているサントリーが、両者の知見を生かし、2008年4月から5年間の予定で実施するものです。

同講座は、学、民という立場でそれぞれ水問題に取り組んできた東京大学とサントリーとが協働することにより、「水の知」を構造化して社会に発信し、水に対する社会的な関心を高め、水問題の解決と豊かな水環境の創成を推進することを目的としています。さらには、「水」というテーマで、文理融合した学術分野における研究者育成を図っていきます。

東京大学は、工学、理学、農学、医学、法学、経済学といった様々な分野で水に関わる研究を行ってきました。国際河川をめぐる国家間の争いや食料と水、あるいは気候と水の将来展望、あるいは膜を始めとする効率的な水処理再生技術、水の地球環境観測、アジアモンスーン域の水と社会の調査などに関して世界をリードする研究を進めています。また、水に関係する教育研究に携わっている教員らにより、分野横断的な研究会開催や情報交換を行う「東大水フォーラム」が組織されており、本講座と連動してより有機的な研究連携と社会発信を目指します。

サントリー(株)は、『人と自然と響きあう』という企業理念のもと、『水と生きる SUNTORY』というコーポレートメッセージを掲げ、社会と自然との共生を目指した活動を展開しています。創業時から商品の原料となる水にこだわり、2003年に「水科学研究所」を設置、体系的な水の研究を推進しています。生産工程で使用する水の削減に積極的にも取り組み、昨年稼動した「サントリービバレッジプロダクツ(株)神奈川綾瀬工場」では、業界トップレベルの用水使用量・原単位を達成しました。さらに、水源涵養のために「天然水の森」活動を実施しており、次世代育成支援活動として、自然の中での体験学習「森と水の学校」や“水”をテーマにした体験学習「水育」を展開しています。

<国立大学法人東京大学>

創設 1877年
本部所在地 東京都文京区本郷7-3-1
総長 小宮山宏
教職員数 8,815名 (2007年5月1日現在)
学生数 28,773名 (2007年5月1日現在)
研究科・学部等 15研究科・10学部、11附置研究所、18全学センター



<サントリー株式会社>

創業 1899年
本社所在地 大阪府大阪市北区堂島浜2-1-40
代表取締役社長 佐治信忠
資本金 300億円
売上高(連結) 14,948億円(2007年1月1日~12月31日)
従業員数(グループ計) 20,790名 (2007年12月31日現在)
事業内容 酒類・清涼飲料・健康食品等の製造販売等

― 記 ―

▼講座名 「水の知」(サントリー)総括寄付講座
(Wisdom of Water(SUNTORY))
▼開設時期 2008年4月1日(火)~(5年間)
▼寄付総額 4億円(5年間)
▼専任教員 横尾善之特任准教授、村上道夫特任助教、田中幸夫特任助教
▼兼任教員 沖大幹教授(代表)、滝沢智教授、中山幹康教授
▼運営部局 生産技術研究所(駒場リサーチキャンパス内)


※総括寄付講座について
個人や団体の寄付による基金、寄付金などでその基礎的経費をまかなう研究部門のうち、複数の部局にまたがる研究・教育・プロジェクトのこと。東京大学が全学として推進すべきものであり、総長室の下にある総括プロジェクト機構に設置される。