東京大学総括プロジェクト機構 水の知「(サントリー)」総括寄付講座




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シンポジウム 『水と安全』

・日  時: 2011年6月4日(土) 10:00~12:00
 ※駒場リサーチキャンパス公開2011内のイベントとして行われました.
・会  場: 東京大学 生産技術研究所 A棟2階 コンベンションホール
・概  要:
 今回の地震により,私たちに身近な水の安全が脅かされています.特に,津波による浸水被害,そして放射線による飲み水の問題は,私たちの日々の生活に大きな影響を及ぼしています.今回のシンポジウムでは「水と安全」をテーマにお二人の先生からご講演頂き,皆様とともにこれからの水との関わりについて考えたいと思います.


・話題および登壇者:
 ※講演の概要についてはこちらをご覧下さい.

(1)飲み水のリスクを考える~放射性物質の規制値はどのように決まったのか~
村上 道夫  東京大学 総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座 特任助教
発表内容はこちら

(2)東北地方太平洋沖地震津波~今回の津波は1140年ぶりの地震津波であると考える根拠~
都司 嘉宣  東京大学 地震研究所 准教授

発表内容はこちら




 

企画展 『これからの水のはなしをしよう』

・日  時:2010年6月4日(金)、5日(土) 10:00~17:00
 ※駒場リサーチキャンパス公開2011内のイベントとして行われました.
・会  場: 東京大学 生産技術研究所 B棟6階 BC-6c
・内  容:
「水の知」(サントリー)総括寄付講座では,最近の研究成果や活動をご紹介するとともに,水に関するクイズを集めた「水の知検定」,そして3種類の水を飲みくらべる「利き水」を実施します.これら企画を通して,水の多様性を知って頂き,皆様とともに「これからの水」について考えたいと思います.





 一昨年度、昨年度に引き続き、東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座が目指す,既存の学問分野の枠を超えた「水」に関する知の統合の一環として,シンポジウムを開催しました.本講演会では,最近の寄付講座の活動を紹介するとともに,私たちの身近な水についての最新の情報発信として、2つのテーマを分かりやすく解説しております.土曜日の朝10時という開催時間にもかかわらず,当日は約100名という多くの方にご来場いただきました.

 

 村上特任助教は都市水環境工学を専門としてしており、今回のシンポジウムでは原子力発電所事故で放出された放射性物質について、その基準値の定められ方や東京都民の飲食物由来の曝露量について説明しました.
 都司准教授は,津波・歴史地震学を専門としてしており,今回のシンポジウムでは3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震における、地震の特徴および1000年に1度の津波発生メカニズムとその被害について、最新の知見を交え,その研究内容についてご講演頂きました.

 

また,質疑応答の議論も活発に行われました.

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※一部写真はクリックすると拡大表示されます
  1. 生産技術研究所 沖教授 (「水の知」(サントリー)総括寄付講座 兼任) 司会を務めました
  2. 「水の知」(サントリー)総括寄付講座 田中特任助教 水の知活動紹介を行いました
  3. 「水の知」(サントリー)総括寄付講座 村上特任助教
  4. 活発な質疑応答が行われました
  5. 地震研究所 都司准教授
  6. 大勢の方に参加いただきました

 当日配布したアンケート回収率は70%でした。お忙しい中ご回答いただいたご来場者の方々に改めて御礼申し上げます。以下では当日配布したアンケートの結果(の一部)を交えながら今回のシンポジウムを振り返りたいと思います。

 

1.来場理由(複数回答可)


昨年に比べ、「講演者が魅力的だったから」が大幅に増加しました.また、水問題に興味のある方が多い傾向は変わりませんでした.

 

2.来場者所属


昨年のシンポ同様、企業からの参加者が最も多いという傾向は変わりませんでした.

 

3.シンポジウムテーマへの興味


昨年に比べ、「大変興味をもった」が増加しました.

 

4.水リテラシーについて (複数回答可)


「聞いたことがあり意味が分かる」が増加しました. 「水リテラシー」は大瀧(2007)によると「人々が水を身近に感じ、水と積極的に関わり、自らの問題として水と向き合うことができるようになる意識と、それらを実現可能にする適切な知識」と定義されます.当寄付講座は、この水リテラシーの普及に努めてまいりました.今回のこの結果に慢心することなく、更にわかりやすく普及に努めていきます。

 

5.次回扱ってほしいテーマ (複数回答可)


一昨年、昨年と比べて、「水問題全般」,「水問題解決技術」が減少しました.気候変動と水問題は継続して人気の傾向です.今後のシンポジウムでは可能な限りこれらの話題をカバーしていく予定です.

 
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