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東大水フォーラム活動紹介>第10回東大水フォーラムセミナー

第10回 東大水フォーラムセミナー

 

 


日時:2011年8月31日(水) 16:00~18:00
場所:本郷キャンパス工学部1号館406号室(セミナーA)

内容

16:00

「人々の生活と水を考える -水リテラシーとは」
大瀧 友里奈 氏 (東京大学 大学総合教育センター 特任助教)

17:00

「ポスト3.11の環境倫理──東日本大震災及び福島第一原発事故を踏まえた枠組みを問う」
鬼頭 秀一 氏 (東京大学 新領域創成科学研究科 社会文化環境専攻 教授)

概要:3.11東日本大震災は、環境倫理の枠組みにとって大きな衝撃を与えた。 災害の問題は従来、環境倫理の課題としては十分に認識されていなかった。 基本的には恵み豊かで人間だけでなくさまざまな動植物を含みそれを支えて いるものとして「自然」は捉えられたし、かかわりの対象としては、「自然にや さしい」「地球にやさしい」という言説の通り、どちらかというと守るべき対象と して、人間の野放図な開発に対して非常に脆弱な存在として認識されていた。 荒ぶる自然として人間を圧倒する存在としての認識は、必ずしも中心的には 存在しなかった。しかし、太古からの人間の長い営みの中で、大きな災害を 経験し、人間の手ではどうすることもできない自然に対して何とかなだめて 生きてきたという歴史的事実は厳然として存在している。また、そのような存在 だからこそ、自然に対して畏敬の念を持ちつつ、自然は超越的存在として、 信仰の対象でもあった。そのようなことを考えたとき、恵み豊かな自然であると 同時に荒ぶる自然の両方の側面を同時に捉えた形で人間が自然とどうかかわる のかを捉えていくことが求められており、今までその片側しか射程になかった 環境倫理の枠組み自体を拡大していくべきであることが求められている。 新たな環境倫理の枠組みのアウトラインについて提示したい。


18:00 懇親会

 

当日の様子:(クリックすると拡大できます)

         
             

 

 

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